ABOUT

商学部は大阪市立大学発足時(1949年)以降、明治以来の大阪商業講習所や大阪商科大学の伝統を引継ぎながら、経済界や地域で活躍する多くの有為な人材を輩出してきました。この間、商学部商学科という1学科での教育体制でした。近年の大きな経済社会の変化のなかで、地域や公共分野で活躍する人材の育成が求められています。こうした社会的要請に応えるべく、商学部では2018年4月から商学科に加え、新たに「公共経営学科」を設置し、非営利組織、公的機関、地域企業、CSR(企業の社会的責任)等について重点的に学ぶ機会を拡大させることになりました。

公共経営学科はマネジメントやビジネスを扱う点は商学科と同じですが、「社会性」と「地域性」をキーワードとして学習を進める点に特色があります。商学部の前身・旧大阪商科大学の時代には「市政科」という独自の珍しい学科があり、その知的伝統が大阪市立大学発足後にも引き継がれてきました。公共経営学科の設立は、この商学部独自の歴史的資産を時代に即した形でリニューアルさせる試みでもあります。